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大学院講義スタート

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 4月11日から大学院講義『鹿児島環境学I』が始まりました。今年度前期は,「鹿児島環境学とは」「環境制度論」「鹿児島の自然史」「鹿児島の島嶼と渚」「鹿児島の植物」「鹿児島の温暖化防止の取組」「環境問題最前線」「外国人から見た鹿児島」「環境教育論」「ジャーナリズムと環境」「屋久島・奄美にみる環境問題」などのテーマで議論します。 5月30日は「鹿児島の植物」がテーマでした。まず,先週末に行った薩摩半島南部の開聞岳の話題から始まり,北海道から沖縄までの森林や,ユーラシア,南北アメリカ,東南アジア,太平洋の島々の植生などと比較しながら,鹿児島県の植生や植物相の特徴について解説しました。受講生との質疑応答から,絶滅に瀕した植物は将来どうなってしまうのだろうか,アジア大陸側の植生はどうなっているのか,などの議論が展開しました。                               宮本 旬子 2012. 5.30 講義風景

鹿児島の今

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   イギリス人は挨拶代わりに天気の話をすると言いますが、今の鹿児島は挨拶代わりに「火山灰」の話題で持ちきりです。  今、鹿児島は桜島からの火山灰で完全に覆われています。歩行者はマスクをし、目を細めて歩いています。車は舞った灰の中を走り、全ての車体は灰色に染まっています。  鹿児島に来て10年ちかくなりますが、今気がついたことがあります。  降灰に対して、みんなは怒ったり、悲しんだり、けなしたりと多くの罵声が聞こえてきますが、その原因である桜島に対しては批判めいたことは一度も聞いたことがありません。  やはり、西郷さんも見た桜島は鹿児島市民にとって心の拠り所なのかもと思う県外出身者です。 河合渓 2012.5.25