入来の武家屋敷

  12月7日(土)に、薩摩川内市入来の武家屋敷に行ってきました。9月30日のブログで紹介した磯プロジェクトの一環で、法文学部人文学科の学生さんに地域を調査することで問題発見の機会を与える企画です。今回は韓国、中国からの留学生も参加しました。

 鹿児島の武家屋敷群としては、知覧や出水が有名ですが、入来の武家屋敷群は、また趣が異なり、玉石垣の続く静かな町並みは素晴らしいものです。

 最初に、入来郷土館で、館長の後藤保雄さんから説明を受けました。その後、実際に武家屋敷にお住まいの方から説明を受け、清色城跡、新納武蔵守忠元屋敷跡、旧増田家住宅、イヌマキ門、茅葺門を拝見しました。

 午後は、磯の尚古集成館に移動し、学芸員の岩川拓夫さんから、今回の企画展示「幕末の薩摩展」についての解説を受けました。学生さん達が良い研究課題を見つけてくれればと思っています。

高津孝 2013.12.10

清色城跡

裏山全体が中世山城の清色城跡。
白い建物は、入来小学校、薩摩藩時代の仮屋跡に建てられている。

旧増田家住宅 外観

旧増田家住宅 なかえ(下座敷)

茅葺門

イヌマキ門


玉石垣の町並み