徳之島見聞録1 食編

  夏休みもあっと終わり、今日から授業が始まりました。駆け込みで、9月下旬に奄美群島・徳之島に行ってきました。

 鹿児島空港を出て、まずは薩摩半島と大隅半島を抜けて、空中を飛ぶこと1時間。 久しぶりに空港に着いたら、いつのまにか「子宝空港」という名前になっていた。なんといっても徳之島の出生率は、伊仙町(全国1位)、天城町(全国2位)、徳之島町(全国3位)と3町がトップ3位を独占(平成17年度国勢調査)しているのだから納得だ。話に聞くところ、県外者の命名だとか。

手前が薩摩半島で、左に池田湖、右に開聞岳。奥は大隅半島の先端、佐多岬


空港を出たところで迎えてくれたのは、民謡日本一の島の看板。

 今回の徳之島訪問は、11月に実施予定の大学院授業の実習(合宿)視察・打合せが主な目的。鹿児島環境学のメンバーで去年から担当している。今回多い日で1日に6か所訪問、話を聞いた人実に11名。2泊3日で総勢では20人代後半をマーク?ディープな滞在だった。

一緒に行った岡野氏が絶賛した、地魚を使った、ひじきのバターソース

レストランの従業員。草刈りをする働き者。


 伊仙町・阿権(あごん)集落に入ってすぐ、9月にオープンしたばかりの島のレストラン「まぶらってぃ」(※ご先祖様に見守られて、と言う意味)に立ち寄った。島の食材を利用した現代風の料理がポリシー。島出身のシェフの鶴洋一郎さんが関西の奥さんを連れて戻ってきた。その奥さん、客の前でみごとな三味線を披露してくれた。

茶屋「寄る辺」セット。祝い善5点にあやかって、
左上から島の野生みかん・ヤマシークンニのゼリーのドラゴンフルーツソース添え
、ドラゴンフルーツ入りヨーグルト、団子と小豆、ごぼうの煮つけ

「寄る辺」の正面にあるこんもりとした屋敷跡の森。
『世界の森大図鑑』を編纂した山田勇先生が
「前の森を大事に」とメッセージを残してくれたそうだ

子どもの健やかな成長を願って、
初稲わらで編んだ幼児用の草履を昔は履かせたという。
地元のおじいちゃんのお手製

店内に飾ってあるほとんどのものが、
お客さんからの頂き物など思い出の品。
シーサーも沖縄からきたお客さんが届けてくれたもの